熱電対(Thermocouple)の原理
熱電対とは物体の温度差が電圧に直接変換される現象であるゼーベック効果を用いた温度センサです。接合部の温度に応じた電位差が金属線両端に発生し、温度を計測することができます。
金属両端が接点となるとき
JIS規格内とされる金属の組み合わせは以下の通りです。
K型(クロメル・アルメル)
過熱使用限度 1200℃
J型(鉄・コンスタンタン)
過熱使用限度 750℃
T型(銅・コンスタンタン)
過熱使用限度 350℃
E型(クロメル・コンスタンタン)
過熱使用限度 800℃
N型(ナイクロシル・ナイシル)
過熱使用限度 1250℃
R型(ロジウム13%含有白金ロジウム合金・白金)
過熱使用限度 1600℃
S型(ロジウム10%含有白金ロジウム合金・白金)
過熱使用限度 1600℃
B型(ロジウム30%含有白金ロジウム合金・ロジウム6%含有白金ロジウム合金)
過熱使用限度 1700℃
※過熱使用限度はJIS C 1602:2015より素線径が最大時の温度です。