リフローセンサ 

各種の部品や基板に熱電対を固定し、リフローした結果、好ましいリフロープロファイル及び全部品の均一温度上昇を到達できるとは限りません。 部品により、熱容量の差があるからです。また部品により、赤外線加熱吸収率と対流加熱吸収率が異なるからです。
経験上特に「アルミ電解コンデンサ」は特異な性質をもっています。
赤外線加熱ではエネルギーを反射し、昇温しにくい。その結果、他の部品や基板を過度に昇温させてしまうことも往々にして発生します。アルミ電解コンデンサは消防服の様に赤外線を反射するからです。
逆に対流加熱ではアルミ電解コンデンサが真っ先に昇温しがちです。はなはだしい場合はパンクすら発生します。アルミは最も熱伝導率が高く対流加熱では真っ先に吸熱昇温するからです。

従いまして、単に基板や、部品の温度を計測することで好ましい温度プロファイルを達成できるわけではありません。可能な限りリフロー炉の赤外線加熱強度と対流加熱強度の比率を調節する必要があります。そこで、当社では特殊な熱電対を有するリフローセンサを開発しました。即ち、炉内の各場所における赤外線加熱強度と対流加熱強度とを別々に計測できるセンサです。もちろん熱電対を内蔵していますが、以下の工夫をしています。
          
                      リフローセンサの外観

左側の丸いセンサは赤外線センサです。内部の円盤状熱電対感温部はごく薄くかつ黒体化されています。特殊ガラスに覆われていますが、このガラスは赤外線が貫通します。このガラスが二重にセットされていますので、外気温度(対流加熱)の影響をほとんど受けず、赤外線の加熱強度のみを測定できます。
右側のセンサは極薄のSUS管(側面に風の流通がいいように大きめの穴が6個あいており、先端も解放されています)の中に極薄SUS板チップがあり、ここへ熱電対が取り付けられています。従いまして、赤外線は反射し内部へは届きません。が、熱風は左右の穴から、あるいは先端部から流入でき対流加熱強度のみを測定可能です。
はんだ付前に、このリフローセンサを流し予め各ゾーンの赤外線による輻射加熱強度、対流加熱強度を別々に測定し、輻射加熱強度と対流加熱強度とを調節しておく必要があります。但し、すべてのリフロー炉で好ましいリフロープロファイルが得られるとは限りません。好ましくは赤外線加熱強度と対流加熱強度とを別々に制御できるリフロー炉である必要があります。あるいは、いずれか一方だけでもある程度独立して制御できる必要があります。
    

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